NOCTURNE/SIOUXSIE AND BANSHEES (1983)
1 ISRAEL
2 DEAR PRUDENCE
3 PARADISE PLACE
4 MELT!
5 CASCADE
6 PULL TO BITS
7 NIGHT SHIFT
8 SIN IN MY HEART
9 SLOWDIVE
10 PAINTED BIRD
11 HAPPY HOUSE
12 SWITCH
13 SPELLBOUND
14 HELTER SKELTER
15 EVE WHITE EYE BLACK
16 VOODOO DOLLY
スージー・スー&バンシーズの名作ライブである。このライブ盤は、「春の祭典」のテープの流れる中にメンバーが登場し、イスラエルのオープニングのベースとギターのフレーズが入るところだけで鳥肌が立つ。
このライブは、この人たちの絶頂期の作品で、ここまでのベストな選曲である。堂々としたスージー スーのヴォーカルと、この時だけ加入しているキュアーのロバート スミスのギターが冴えまくる。このバンドは、ライブではこの二人が目立っているが、実はベースのスティーブ セヴェリンのバンドで音楽の中心は彼のベースであることがわかる。妖しいイメージで、ビートルズのヘルタースケルターを取り上げていたり、魔女みたいなメイクでのステージングもあり、闇の世界の女王みたいな感じなのだが、実際にそんな曲の歌詞を書いていたのは、ヴォーカルのスージー スーじゃなく、スティーヴ セヴェリンが作り上げた世界だったとか・・。
ギター、ベース、ドラムの構成なのだが、感性豊かなセヴェリンのベース、表現豊かなスージーのヴォーカル、手数が多く気持ちがいいバッジ−のドラム、そして、大好きなロバートスミスの伸びやかなギターで聴いていて飽きることがない。
冒頭に上げたイスラエルのギターリフやカスケードのリードベースによる印象的なメロディー、スロウダイヴのキュンキュンキュンキュンと鳴り響くロバートスミスのギター、そして、スージーのヴォーカル。パンクの中から飛び出し、闇の世界を表現しながらも、実はポップな一面をもち、世界でたった一つの音楽を作り出した彼らの最も素晴らしい瞬間を捉えた。80年代の宝物である。
(2001年9月10日)